ドライブインシアター

消えゆくドライブインシアター 上映数や料金…シネコンに押され・・・。


ドライブインシアター

消えゆくドライブインシアター 上映数や料金…シネコンに押され・・・
寂しいですね(>_<)
ドライブインシアターに想い出があるのにぃ(^^ゞ
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駐車場に止めたマイカーに座ったまま、巨大スクリーンを見ながら気軽に映画を楽しめる「ドライブインシアター」(DT)が、姿を消しつつある。

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全盛期の90年代初頭は全国20カ所以上にあったが、千葉県野田市のDTが8月末で幕を閉じ、同県船橋市に国内で初めて81年に設置されたDTも10月末での閉館が決定。国内に残る常設のDTは神奈川県大磯町の1カ所だけになった。デートスポットなどとして人気を集めたDTが、なぜ下火になったのか。背景を探った。

「閉館の一番の理由は、競合するシネコン(シネマコンプレックス=複合映画館)が近隣に増えたからです」
 野田市の「ジャスコドライブインシアター野田」をはじめ、関係者が口をそろえるのは90年代に入って各地で増え始めたシネコンの影響だ。
 シネコンは、上映数が多い所で20本近い中から見たい映画を選べるのが特徴。スクリーンは、多くても2面というDTに比べれば圧倒的に多い。
 国内初のDT「ドライブインシアター・プラウド」(船橋市)の坂井英俊支配人も「以前は見る作品を決めて来る人が多かったのに、お客さんのスタイルは『映画館に行ってから見る映画を決める』といった感じに変わった」と分析し、「郊外にもシネコンが増えたことで、『車で行ける映画館』というDT本来のメリットがなくなった」と指摘する。
 料金も夜間帯の上映で大幅な割引を設定しているシネコンに比べ、相対的に割高。ジャスコDT野田の関係者も「客は安い方に流れ、入場者数の落ち込みを止められなかった」と残念がる。
 「書き入れ時の夏も日没後の2回程度しか上映できない」「駐車場となる広い土地が必要」「雨天だとスクリーンが見えにくくなり、客足に響く」-なども衰退の原因とされている。
 DTは当初、日本でも「車社会の新しいレジャー」としてもてはやされ、カップルを中心にブームを巻き起こした。
                   ◇
 発祥の地・米国で誕生したのは、1933年と歴史は古い。しかし、80年に全米で3500あったスクリーンが現在は650。本家も岐路に立たされている。
 DT上映の技術改良に、日本人技術者が貢献したことはほとんど知られていない。

 DTで上映する映画の音声は、駐車場に飛ばした微弱な電波にカーラジオの周波数を合わせて聞き取る仕組み。駐車場に立てたポールから引いたコードを自動車アンテナにクリップでつなぐ方法を開発したのが、ホンダ創業者の故本田宗一郎氏らの支援でDTの音声技術会社「シネファイジャパン」を設立した故関口喜一さんだった。
 米国のDT経営者は競って買い付け、関口さんはこの開発で78年のアカデミー科学技術賞を受賞。開発に携わった瓜本信二さん(75)は「米国で初めてDTを見た関口さんが『これは面白い』とひらめき、日本でもぜひと考えたんです」と振り返る。
                   ◇
 DTを取り巻く現状は厳しい。大入りを見込める大作は、配給会社から借りるフィルム代が高く、上映できる映画は限られる。残されたDTも全盛期に比べれば客足は減ったが、それでも生き残りへ手をこまねいているばかりではない。
 大磯プリンスホテル駐車場で営業を続ける「ドライブインシアター大磯」は、カップルが客の9割を占める船橋のDTに対し、家族連れとカップルの比率が半々程度。このため、上映の合間の待ち時間に子供が遊べるスペースと遊び道具をそろえ、映画のストーリーにちなんだ菓子を売店に用意するなど「アットホームな雰囲気を演出している」(又木隆志マネジャー)という。
 もちろん、小さな子供がいても気兼ねなく家族で満喫でき、映画館以上の大迫力の画面で作品を楽しめるメリットは変わらない。
 DT大磯では「入場無料日」を設定するなど、DTファンの裾野を広げたい考えだ。

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