ノリック 別れのエンジン音、3000人号泣
7日に交通事故で急逝した、オートバイレーサーの阿部典史さん(享年32歳)の告別式が13日、青山葬儀所(東京都港区)で開かれました。
ノリックの愛称で親しまれ、ファンや関係者3200人が最後の別れに訪れました。出棺時には、ゼッケン「81」を付けた愛用のマシン「YZF-R1」(ヤマハ)を関係者らが始動、エンジン音が2度、3度と会場を包むと、ファンは泣き崩れ「ノリック、ありがとう!」と叫びながら故人を見送っていました。
世界最高峰クラスで5度の王者経験を持つ、バレンティーノ・ロッシ選手(28)は弔電で、94年の「日本GP」でのドゥーハン選手らとの死闘を見て、阿部さんのファンになったといい「若い頃、あなたのポスターを部屋に張っていました。01年のへレス(スペインGP)では、一緒に表彰台に登りましたね。同じレースで戦えた事を誇りに思います。典史は僕の心の中でずっと生き続けます」と早すぎる死を悼んでいます。
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