原監督 胴上げ 実現しても縮小画面
巨人が10月2日のヤクルト戦、同3日の横浜戦(いずれも東京ドーム)で優勝を決めた場合、日本テレビが放送中の番組の中で、縮小した画面で胴上げの瞬間を中継することを検討していることが27日、分かった。優勝の懸かった巨人の試合が地上波で放送されないのは異例だが、さらに“異例”の措置で感動の瞬間を伝える。
(デイリースポーツ)
02年以来となるリーグ優勝。
4年間の低迷期から脱出する瞬間が間近に迫った巨人だが、リーグ優勝決定の可能性のある
2、3日は地上波では中継されないことが決まっている。
日本テレビ関係者は「巨人主催試合で優勝のかかった試合が地上波で放送されないのは
近年では聞いたことがない」と語る“異常事態”だ。
野球人気低迷も要因だが、放送できない事情もある。この2試合は8月下旬に追加日程
として発表されたもの。
「編成上の都合、開幕前にシーズン40試合と決まっているので、追加は厳しい」
(同関係者)という。かといって他局での放送も、放映権の関係で難しい。
そこで日本テレビが検討しているウルトラCが、放送中の番組内で優勝の瞬間を
“割り込み”させることだ。
この時期テレビは番組改編期で、ナイターの時間帯には2日が「踊る!踊る!踊る!
さんま御殿」、3日が「ザ!世界仰天ニュース」と、それぞれスペシャル特番を
放送する予定。
同関係者は「特番は時間を動かせないから」とした上で、「優勝決定の場合、
その番組の放送中に(画面の)端っこに(胴上げの)映像だけでも流せるのではないかと
話し合っている」と明かした。
中継はできなくても胴上げの瞬間は何とか生放送をという日本テレビの意地。
だが、V奪回を目指して戦い続けてきた原巨人の有終の美としては、少し寂しい気もする。
渡辺会長「阪神は何で負けるんだ」 意外にも渡辺会長はリーグ優勝に慎重だった。
都内のホテルで会食後、優勝確率について「勝負事は5割」ときっぱり。
とは言いながらも1位を願っているようで「リーグ優勝のパーティーを景気よくやる。
選手への報奨金を考えていた」と笑った。また、8連敗の阪神にも言及し
「阪神と最後まで争うのが理想だけど、何で負けるんだ」と残念そう?だった。
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